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Bonjour, Coffret Style
~パリで探した心トキメクたからもの

2020.06.17

コフレとは、フランス語で「たからもの、宝箱」。
パリのママたちが愛用するベビー・マタニティ雑貨の逸品を、バイヤーの目利きでセレクトしたのが、ダッドウェイの「Coffret Style /コフレスタイル」です。

そのバイヤーが紹介されたNHK番組「世界はほしいモノにあふれてる」(2018年11月)での密着取材の様子と追加取材を含めて、「コフレスタイル」の舞台裏をお伝えします。

インテリア業界のパリコレ「メゾン・エ・オブジェ」の華

コフレスタイルを探すパリの旅は、「メゾン・エ・オブジェ」からはじまります。
メゾンはフランス語で「家」や「お店」を意味する言葉。ライフスタイルを彩る最新トレンドがつまった世界最高峰のインテリアとデザイン見本市は、年に2回(1月・9月開催、今年はすべて中止)パリ北部のノール見本市会場で開催されます。会場の中心地に特大のブースを展開してひと際目を引いたのが、ぬいぐるみブランドの「Kaloo」(カルー)

「Kalooベアがインパクトのあるビジュアルで設置されていました。誕生20周年を迎えて、この発信力はさすがです!」とカメラクルーに向って語るのはKalooのブランド担当の渡邊香。番組「世界はほしいモノにあふれている」が密着取材をするダッドウェイスタッフです。じつは渡邊が20年前にバイヤーとして働きはじめるきっかけとなったのがこのブランド。「Kalooを日本に紹介して20年。人なら成人式、感慨深いですね」。

番組放送後の2019年秋は、日本上陸20周年にあたり、フランス大使館でのレセプションパーティはじめ、記念商品の発売などさまざな企画が催されました。詳しくはコチラ!

ベビーフレグランス ~おしゃれの第一歩は、自分の香りをもつことから。

スタイルを大切にするフランスでは、大人はもちろん赤ちゃんや子どもの間もふだん使いで香水を楽しむといわれています。それは出産祝いに訪れてベビーを抱き上げたときに『このベビーちゃんの香りは?』や、『ベビーちゃんに香りはないの?』とたずねるほど。

「フランスの気候は年中ドライ。Kalooのベビーフレグランスの特徴はその香りはもちろん、水分が多めなのもそのひとつ。お肌を保湿する目的があります。高温多湿な日本では軽めな香りの提案がおすすめですよ」と語るのはKalooフレグランスを販売するプリッシーラさん。「KAORI(渡邊香)とはKalooを(日本とフランスで)共に育ててきた素晴らしいパートナー、KAORIは日本のマダムKalooよ!」。

2019年秋、Kalooフレグランスはフランスの香水大手メーカーCBI GROUPEが扱い始めました。agataはじめ、様々なブランドを展開しています。

お隣の国ベルギーから、ロイヤルファミリー プリンス、プリンセスに愛された知育玩具ブランド

春の新作を展示していたのベルギーの「Lilliputiens」(リリピュション)のブースでは水遊びが楽しいバストイや、可愛いキッズ用のキッチン用品を展示。
「Lilliputiens」ベルギー本国セールスディレクターのアドリーヌさんは「とってもかわいいのでイベントを企画しようとアイディアを膨らませています」。

ママが娘に「ダメよ!」といわなくていいキッズコスメ

次は展示会場を飛び出して、パリの小さなアパルトマンのオフィスへ。
フランスで20 年以上、化粧品開発に携わったオレリ-さんが立ち上げた、リップやアイシャドウがかわいいキッズコスメブランド「Maman va être Jalouse」(ママン・ヴァ・エートル・ジャルーズ)です。オレリーさんによれば「ママの焼きもち」というユニークなブランド名には、とても微笑ましいエピソードがありました。
「ある日私の化粧品を試そうとする娘に向って『大人向けのものは心配だからだめよ!』と注意したところ、『私が可愛くなったらママが焼きもち妬いちゃうからでしょ!』と言い返えされたんです」。
それ以来、オレリーさんは子どもの繊細な肌にも安心な原料を使い水で簡単に落とせるコスメづくりを思い立ちました。
「お子さまはママと一緒に、自分の美しさを引き出すメイクやおしゃれのいろはを安心して学ぶことができます」(オレリーさん)。

森と水の街で育まれる家具ブランド「SAUTHON」の誇り

パリから特急で3時間。フランスの中央部「SAUTHON」(ソトン)の本社があるGUERET(ゲレ)は森と水が豊かな町で知られ、本社と併設された広大な工場が広がっていました。「父から譲り受けた伝統的な家具のブランドを大事に守っています」(SAUTHON CEOロールさん)。家具製造に自信をのぞかせる同社の技術力と設備を体感しました。

工場視察に先んじて訪れた「SAUTHON」の展示会(パリで開催されたベビー キッズ専門商談見本市)では家具、寝具、玩具などがトータルでそろい、ユーザーの好みに合わせた豊富なバリエーションの魅力をあますところなく披露。テイピを前面に打ち出した展示など、進化し続けるデザインには「SAUTHON」の伝統を受け継いだ確かな品質が流れていました。

「フランスでは出産前にベビールームを夫婦で作り赤ちゃんを迎える習慣があります。初めての子育てで不安なのはフランスも日本も同じですよ」そう語るロールさん。フランス子育て界のミューズの笑顔が、より身近に日本のユーザーに届く日も近いのかもしれません。

2020年1月、パリの大統領官邸エリゼ宮で開催された「la Grande Exposition du Fabriqué en France」(メイド in フランス展)にて、「SAUTHON」のベビーベッドが地域の代表に選ばれ表彰されました。70年以上のベビー・キッズの家具作りの伝統の証として、エリゼ宮のレセプションパーティルームの中央に展示されました

INTERVIEW

渡邊 香わたなべ かおり

1999年パリの展示会でKalooのぬいぐるみに出会い一目惚れ。2000年から正規総代理店として日本での展開をスタート。
2014年に「Kaloo/Lilliputiens正規総代理店」の移管に伴い、ダッドウェイに移籍。これまで20を越える海外ベビー、キッズ、マタニティブランドを日本に上陸させる。京都府生まれ。